セーターに毛玉ができた | 外観・形態変化 | 千葉県クリーニング生活衛生同業組合 ホームページ

外観・形態変化

セーターに毛玉ができた


お気に入りの衣服も、身につけているうちに毛玉ができてしまうことがありますよね。
今回は毛玉のできるメカニズム、毛玉のできやすい素材についてご紹介します。

博士~!毛玉がこんなにたくさん!
f2-1_1.jpg
本当じゃのう。特に脇の下や袖口にできやすいのじゃ。
何故脇の下や袖口にできやすいの?
毛玉が出来るのは摩擦による影響が大きいのじゃ。
そうなんだ!
あと、毛玉といえばセーターなどのニットっでなりやすいイメージがあるけど。。。
洋服の種類は関係ないのじゃよ。
そうなんだ!!何が関係しているの?
関係あるのは繊維の種類なんじゃ。
比較的アクリルやポリエステルは毛玉になりやすく、羊毛(ウール)は毛玉になりにくいんじゃ。
わかったわ。博士、ありがとう~

毛玉は着用摩擦が原因

生地表面が摩擦されると繊維が引き出され、これが絡み合うことにより毛玉が発生します。肘や腰回り、抱えた鞄が当る部分などは顕著に生じるので、着用摩擦に注意しましょう。

毛玉の生じやすい素材

 アクリルやウールなどで撚りの少ない糸を用いた、柔らかな風合の製品は着用摩擦で毛玉が生じやすいので注意しましょう。なお発生した毛玉は引っ張らないでていねいに切り取るか、毛玉取り器で除去しましょう。

毛玉を除去すれば生地は薄くなります

 毛玉は生地から引き出された繊維が絡み合って生じます。指でつまみ取ると更に繊維が引き出されてしまうので、除去にはハサミで切り取るか毛玉取り器を用います。除去すれば徐々に生地は薄くなってしまいます。
もっと詳しく知りたい方は